韓国文学 ショートショート きむ ふなセレクション 01成功した映画監督の「僕」が、ノルウェーに住んでいる旧友Pを約十年ぶりに訪ねて行く三日間を通し、人間の歪んだ欲望と不安、突然迫ってくる人生の破局を描き出した、チョン・ミギョンの代表作。
原題<밤이여, 나뉘어라>
韓国語朗読音声(CUON YouTubeチャンネル/朗読:きむ ふな)#1(~P009),
#2(~P019),
#3(~P030),
#4(~042),
#5(~ラスト)
著者:チョン・ミギョン( 鄭美景)1960年、慶尚南道馬山市生まれ。
代表作に「バラ色の人生」(「今日の作家賞」受賞作)、「不思議な悲しみのワンダーランド」など。
長編・短編ともに評価が高く、本作で李箱文学賞を受賞した。
2017年没、享年56。
翻訳:きむ ふな韓国生まれ。韓国の誠信女子大学、同大学院を卒業し、
専修大学日本文学科で博士号を取得。
日韓の文学作品の紹介と翻訳に携わっている。翻訳書に
ハン・ガン『菜食主義者』、キム・エラン『どきどき僕の人生』、
キム・ヨンス『ワンダーボーイ』、
ピョン・ヘヨン『アオイガーデン』(以上クオン)、
孔枝泳『愛のあとにくるもの』(幻冬舎)、津島佑子・申京淑
『山のある家 井戸のある家—東京ソウル往復書簡』(集英社)など、
著書に『在日朝鮮人女性文学論』(作品社)がある。
韓国語訳書の津島佑子『笑いオオカミ』にて板雨翻訳賞を受賞。
【韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション】翻訳家きむ ふなが今お勧めする作家の深い余韻と新たな発見を感じさせる短編を、日本語と韓国語の2言語で紹介する新シリーズ。
人気アナウンサーによる韓国語の朗読をYouTubeで聴くことも可能です。