韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション12
『うさぎと潜水艦』軍事政権下のソウル。
軽犯罪者の護送バスは、悲哀と憤怒を載せて市内を周回する。
その行き着く先は?
■韓国語 朗読音声配信中(朗読:魯愛善)
CUON YouTube チャンネル 『うさぎと潜水艦』著者:朴範信( パク・ボムシン)1946 年、忠清南道論山生まれ。
1973 年の中央日報新春文芸に「夏の残骸」が入選して文壇に登壇。
同じ年の新春文芸に応募していた本作「うさぎと潜水艦」も1978 年に出版された。
1981 年に長編「冬の河の西風」が大韓民国文学賞新人部門に選ばれ大衆的な人気を博したが、1993 年絶筆を宣言する。
1996 年に3 年間の沈黙を破り中編小説「白い牛が引く荷車」を発表して以降は次々と新作を発表し、萬海文学賞、韓戊淑文学賞、大山文学賞などを受賞している。
邦訳に『掟』(安宇植・林昌夫共訳、角川書店、1989 年)などがある。
訳者:齋藤日奈( さいとう ひな)1968 年生まれ。埼玉大学教養学部卒業。
日・韓両国で日本語教師を務めたのち、2008 年以降数々の韓国ドラマの字幕翻訳に携わる。
第3 回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて
本作「うさぎと潜水艦」で最優秀賞受賞。
【韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション】翻訳家きむ ふなが今お勧めする作家の深い余韻と新たな発見を感じさせる短編を、日本語と韓国語の2言語で紹介するシリーズ。
人気アナウンサーによる韓国語の朗読をYouTubeで聴くことも可能です。
CUON YouTube チャンネル『うさぎと潜水艦』韓国語朗読(朴範信 著/魯愛善 朗読)は
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